第26回東京ミネラルフェア体験記

4月の大阪ショーとGWが終わるとあっという間に6月の新宿ショーですが、5月にぼやぼやしていると、あっという間に過ぎてしまうのが大人の時間だったりして…。
下旬になってから慌ててイベントの為の仕事のシフト調整をしようとしたのが運のつき、いろいろあって大阪→実家のある関東への移動日に当てていたイベント前日の6日は、仕事をしてから移動することに…。毎年時期が決まっているんだから、もっと早めに調整しておけばいいのにねぇ〜と自分でツッコミを入れました。来年はGW前からシフト調整をしておこう…(出来たらですが…笑)。

でもまあ、仕事仲間の理解の甲斐あって、初日は無事新宿へ。開場は10時だから、それくらいに到着すればいいかなと、電車の中でうとうと。大江戸線の都庁前から直通で開場まで繋がっているので、非常に便利なのですが、未だに覚えられない会場のホテル名。いや「センチュリー・ハイアット」というのは覚えているんですよ。でも数年前に名前変わっちゃったんですよね。今回も駅員さんに聞いて思い出しました「ハイアット・リージェンシー」そうそうそんな名前だ(苦笑)。

で、10時頃に会場到着。…と思ったら、何だか人少なくない?


10時に開場だから、ちょうど移動し始めた所だと思っていたのに、この人の数は少なすぎ!(受付が空いているのはうれしいですが)
…と思ったら、後で石仲間の話によると、余りに多くの人が並んでいるので、今年は10分前に開場したらしいですね。
そして人が増えたからか、先着プレゼントの場所も移動してました。

そういえば、いつかのミネラルフェアのアンケートに「先着プレゼントは水晶が多いのでたまにはそれ以外の石にして欲しい」とかいう記述があったような記憶がありますが、今年の鉱物は蛍石なんだ(笑)。一応ああいうアンケート参考にしているんですね、運営側…。

事情はともかく、空いている入り口と受付のおかげで、スムーズに会場に入った私。中はさすがの混雑ですね。10分前に開場しただけあって、既に会場内は出来上がっている感じ。

※この写真以降、掲載する写真はお店の許可を取った写真のみです。(一応顔はぼかしているからこの写真だけは許して〜)

ところで、大阪ショーや京都ショーは、毎年お店の配置が変わるのですが、このイベントは毎年ほぼ一緒なんですよね〜(秋のIMAGEや年末の池袋はどうだったか忘れましたが)。さすがに毎年来ていると、いい加減大体のお店の配置は覚えますね。まず職場の方々へのお土産をいくつか見繕った後は、いつも行くルースのお店へ。

「あらー、先日はどうも〜」と、大阪ショーで会ったばかりの奥様にご挨拶。そうそう前回はキレイなアメトリン買ったんだよな〜と思い出しました(詳細は前回のレポ参照)。今回は特に欲しいものはないかな〜と何となく視線を下に移すと、エメラルドの原石が1500円でいくつか発見。おお、これは1500円の割にはキレイ。ちっちゃいけど(エメラルドだからね…笑)。んー、でも明日は飯田橋のミネラルマーケットがあるし、今日は予算5000円程度なんだよなぁ(職場へのお土産除く)。5000-1500=3500円。うーむ、どうしようかなぁ…と、ン万円のルースを選ぶ人の横でみみっちい計算をしているいけかな(苦笑)。
これみよがしに、石を持ったり戻したりしている私を見て、店主が「よかったらそれ1000円でいいですよ…笑」とナイスな助言。お、1000円か〜。こういう原石持ってなかったしな〜。じゃあ買います!と即決。1500円と1000円の間には超えられない壁があるのだ(爆笑)。

とりあえず1000円。まだ1000円。ふふふ今日は余裕〜とか思いながらぶらぶらしていると、目に入ったのはこちら↓

カルサイトのコーティングしているのは、黄銅鉱?いや違う、黄鉄鉱か。キレイにかぶっている石やカルサイトが大きいものは、さすがに高いのでパス。黄鉄鉱がほとんどかぶってない石は2000円程度だけど、これは別にいいかな。問題はカルサイトが小さめでそこそこキレイにコーティングされている石。4〜5000円で、微妙に手が届きそうなとこがミソ。うーん、どうしようかなぁ。でもこれ買ったらもう今日の買い物は終了。まだ到着して20分くらいしか経ってないのに、もう終了?さすがに早すぎるような…。せめて一回りしてからにしよう…と、近くにあるモロッコ系の鉱物を扱うお店へ。
そこはモロッコ産のユニークな鉱物を毎度扱ってて、以前お買い得な蛍石とか買ったことあるんですよね。今回も何かあるかもと一回りしましたが、今回は特になし。
さすがにイベント慣れしてきたのか、そうポンポン買わなくなりましたね〜。昔はあっという間に予算がなくなったのに。
そういえば、さっきのお店の例のカルサイト、もう一度くらい見ておくか…と立ち寄ると…。何と私が目をつけていた4〜5000円のヤツが売れてる!は、早っ!!!大阪だったら今日一日くらいは普通に残っているレベルなのに…。本当に新宿ショーは侮れないです。
さっき写真撮っておいて本当によかった(笑)。

そこから先は、まあぶらぶらとあちこち散策しつつ、こういうとこを掘ってみたり…。


ていうか、この画像↑の下の方、ペンタゴナイト700円って安っ!よく見たら隣のカバンサイトより安いような…。昔カバンサイトのページを作った時に、「ペンタゴナイトは少量しか産出しないので値段が全然違う」とか書いてしまったけれど、今は状況が変わったのか!?それともカバンサイトと同じクォリティのペンタゴナイトだったら値段もそれなりに高いとか…。石の価値や値段も変動するので、そのテの説明は難しいですねぇ。イベントレポート内でなら、日にちがはっきりしているので「当時はそうだった」とかいう説明が通用する(ような気がする)んですけどね。。。

しかし相変わらず購買欲をそそる石はナシ。今回は1000円(に割り引いてもらった)エメラルドだけ?うーん、それならさっきの黄鉄鉱付きカルサイト買っておけばよかったよなぁ。あそこで迷ってないで…。もう今更なんだけど…。
…と、思ったとこで目に入ったのは「角閃石入り水晶(パキスタン産)」。おお!これは珍しい!いくつか置いてあって、どれもそこそこ大きいし、角閃石も割としっかり入っているものばかり。で、値段は1ヶ4000円。うむ、さすがにいい値段しているけれど、もうこれ以上回ってもほしいものは多分ないだろうし、予算の残り(4000円)を考えると、値段的にもちょうどいい感じ。
いつ買う?今でしょ〜!と林先生の言葉を頭に浮かべながら、早速選別開始。

…と、ここで同じくここに来ているはずの石友達Mさんから電話が。気がつかなかったけど時間はとっくにお昼時。とりあえず選別は後にしよう…と、MさんやKさん、MIさんと合流。
「どこにいたの?」と聞かれて「角閃石入り水晶が気になって、選んでたんだけど〜」という話をすると、Kさんが「ああ、あそこのお店でしょう」と指した方角がまさに私がさっきまでいた場所。さすがKさん、既にチェック済みだったとは(笑)。
じゃあとりあえずそれを選んでからお昼にしようかと、再び例の場所へ。Kさんも一緒に選別に加わり(Kさんは既にそれをここで購入済みだった)、「これがいいんじゃない?」と一つチョイス。うん、確かに角閃石もキレイに入っててキラキラしているし、水晶の先端もしっかりしているし大きさもいい。よしそれにするか〜と決定。私一人だと決定まで延々と悩んでいそうなので、こういうアドバイスはとても助かります♪
ついでに、すぐ後ろがKさんの知り合いのお店だそうで、そこで内包物入りトパーズ500円をGET。内包物入りって珍しいです。というか、内包物の種類はお店の人もナゾだとか。中身をよーく見ると何となく平べったいし、エピドートのような気もするのですが…真相は藪の中です(分かった人教えて下さいw産地は多分ブラジルだったと思う)。

こうして私の本日の購入を全て終えて、4人でお昼ご飯に。場所はすぐ近所にあるデニーズ。
※そういえば関西のミネラルショーでよく一緒になるEさんは、本日Sさん(大阪ショーに登場)、Yさん(去年の新宿ショーに登場)と一緒に関東近郊の某山に水晶を掘りに行っているとかで、本日の新宿はお休みだそうで。その成果は飯田橋のレポに記載予定。

デニーズで各自ランチを食べた後は、鉱物話から始まって、パソコンの話やら、伊勢神宮の話やら(何とKさんの実家が伊勢神宮の近所だとか!)、全員女性にも関わらず普通の女子会では絶対出なさそうなマニアックな話題で大盛り上がり(笑)。Kさんからはお土産にペンダントヘッドを頂いちゃいました。これ、焼き物なんですけど、Kさんの手作りだそうで…。この花模様の付け方とか、形とか、絶妙ですよね〜。ものすごいセンスいいなぁと思わされます。私には絶対真似出来ないセンスを持っててで、本当に羨ましい…。。

お昼とマニアックな話題が一通り終わった後は、会場に戻りとりあえずぶらぶらすることに…(Mさんは買い物があるそうでここで解散。明日の飯田橋は参加されないそうで、Mさんまた来年〜)。
私はもう予算がないので、完全に閲覧モードであちこち見ていたのですが、Kさんが面白いものを発見。


火山弾というのは、火山の噴火の際に溶岩の破片と一緒に出てくるカケラのようなもの…らしいです(参照:Wikipedia)。で、オリビンというのはペリドットの鉱物名。火山弾を二つに割ると、まるで肉まんの中身のようにオリビンが入っているんですねぇ。


5000年前というと、縄文時代の中期(約5500年〜4500年前)かな。人間の歴史で言うと超大昔ですが、地球の歴史でいうと案外最近なんですよね〜。ただのカケラかと思いきや中身がこんな風になっているなんて、不思議で面白い…。これはこの火山だけなのか、そして他の鉱物が入ることもあるのか、見ているといろいろと疑問が尽きません。
こういう珍しい石は、標本として興味ありますが、何せ一番安〜いヤツでも5ケタ。ここは潔く写真でガマンするのが吉ですね。

その後、Kさんのお知り合いのお店で、美しい水晶を閲覧。


ファントムが幾重にも重なってて、すごく幻想的な水晶に、ほぉ〜って惹かれましたが、さすがに予算が…。来年はここで一つ欲しいなぁ。来年もいい石があるといいなぁ…と鬼に笑われそうな妄想をしていると、先ほど別れたMさんがしっかり選別しているし(笑)。


石好きはどこかで縁がありますね。やっぱり(大笑)。

この後、帰宅時間があるので私はここで解散。特別展示をちらっとのぞいて、去年も買ったアンモナイトキャンデー(写真は去年のです。今年はオレンジ味で色もオレンジ)を職場の男性陣のお土産に購入して帰宅。
今回購入は少なかったけど、角閃石入り水晶は満足度大!いつも「チリが積もれば〜」的に予算がなくなっていくこのテのイベントですが、たまにはこうしてじっくり選んで、ちょっとだけいい値段しているものを買うというのも悪くないですね。

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